2016年7月に起こった「津久井やまゆり園事件」が問いかけるものはあまりに大きく重い。優生思想、「生産性」をめぐる議論など、われわれの社会を根底から揺さぶるこの事件の思想的課題について、被告との面会記録を踏まえて検証していく。
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*ご好評いただいたこちらの連載をもとに、書籍『元職員による徹底検証 相模原障害者殺傷事件』として2021年5月に刊行いたしました。詳しくは下記、関連書籍欄をご覧ください。
あるサイバー・リバタリアンが見た夢の果て?(1)
デジタル社会は立憲主義の夢を見るか?
社会正義と核の授業~シカゴ公立学校で教える意味
アメリカの中学生と核について考えてみた
世界の食文化を知る③――フェイジョアーダ/ブラジル
〈エリア・スタディーズ〉200巻達成記念ページ
カンボジア系日本人として生きる
居場所がうまれるとき~団地の「語り」から見えてくるもの
ミルクボーイのネタがウケた理由 〔日向柚香〕
現代文化見聞録
公害と呼ばれたカラス
きらいだし、こわい、けれども……~害虫・害獣の民俗学~
裁判から何が見えるか(その2)
「津久井やまゆり園事件」が問いかけるもの ――元職員の被告接見録にもとづく検証