作家の温又柔さんと木村友祐さんは、2019年の2月以来、人と人のあいだ、人と動物のあいだ、国家と人のあいだなど、様々なものの「あいだ」に横たわるものをめぐって、毎月、書簡を交わしてきました。書簡は2020年10月に書籍として刊行され、多くの方に親しんでいただきました。
本書の最終章である第8章「いま、この国で生きるということ」は2020年6月から8月にかけて4回にかけて書かれました。扱っているのは東京五輪、コロナ、そして「8月15日」です。執筆当時から1年が経過したのを機会に、この第8章の4回分を毎日一本ずつ公開いたします。この1年で何が変わり、何が変わらなかったのか、振り返ってみて頂ければ幸いです。
(2021年8月12日)
第1回 核についての授業の始まり~ティーチ・ニュークリア・ヒストリー・プロジェクト(TEAACH Nuclear History Project)~
アメリカの中学生と核について考えてみた
素朴な疑問は素朴ではない~トランスヘイト言説に触れたら~ 高井ゆと里
【アーカイブ】高井ゆと里×能川元一×堀あきこ×松岡宗嗣「トランスヘイト言説を振り返る」
北の漁村から
居場所がうまれるとき~団地の「語り」から見えてくるもの
学級崩壊の毎日
娘の不登校から見た日本の学校や社会のあれやこれや——子ども・若者支援の専門家が20年目に当事者になった話
「学ぶ」とは何か? 目的と手段、そして対話
教わることに頼らないための自学自習法
ミルクボーイのネタがウケた理由 〔日向柚香〕
現代文化見聞録
世界の食文化を知る③――フェイジョアーダ/ブラジル
〈エリア・スタディーズ〉200巻達成記念ページ