この記事は2023年2月25日、台東区は田原町にある書店「Readin’ Writin’ BOOKSTORE」で行われたオンライン・イベント「グレゴワール・シャマユーから現代日本の論点を考える」を再構成したものです。
思想史家であるグレゴワール・シャマユーの著作の訳者3人(信友建志さん、渡名喜庸哲さん、平田周さん)とともに、『統治不能社会―権威主義的ネオリベラル主義の系譜学 』を代表とした4冊の訳書(『ドローンの哲学―遠隔テクノロジーと〈無人化〉する戦争』、『人体実験の哲学―「卑しい体」がつくる医学、技術、権力の歴史』、『人間狩り―狩猟権力の歴史と哲学』)を通してシャマユーの思想の源流やこれらのテキストを読み解きながら、権力が生まれて実装される過程や現代の日本に通じる論点、シャマユー自身の多様な関心の根本にあるものに迫っていきます。イベントの内容は全5回に分けて公開する予定です。
これまでグレゴワール・シャマユーの編集をご担当された元明石書店の武居満彦氏、そして公開にあたり当日の映像等を快くお貸しくださったReadin'Writin' BOOK STOREの落合博さまに厚く御礼申し上げます。