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アメリカの中学生と核について考えてみた

シカゴの公立高校の図書室で、ジョン・ハーシーの『ヒロシマ』が大量に破棄された事件をきっかけに、シカゴ市内で教鞭をとる仲間が、そのうちの一つの公立中学校で核の授業をしようと働きかけて始まったプロジェクトの展開を、実際の中学生との授業風景やそこでの討論を交えながら描き出す。紆余曲折しながらの授業の試みが、やがて生徒たちが直接政治に働きかける行動計画(アクション・プラン)へと結集してゆく記録

シカゴの公立高校の図書室で、ジョン・ハーシーの『ヒロシマ』が大量に破棄された事件をきっかけに、シカゴ市内で教鞭をとる仲間が、そのうちの一つの公立中学校で核の授業をしようと働きかけて始まったプロジェクトの展開を、実際の中学生との授業風景やそこでの討論を交えながら描き出す。紆余曲折しながらの授業の試みが、やがて生徒たちが直接政治に働きかける行動計画(アクション・プラン)へと結集してゆく……。より良い世界のためにつなぐ未来へのバトン、その序章!

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著者略歴

  1. 宮本ゆき(みやもと・ゆき)

    デュポール大学宗教学部倫理学教授。デュポール人文学センターセンター長。著書にBeyond the Mushroom Cloud(2011),、『なぜ原爆は悪ではないのか』(2020)、A World Otherwise (2021)。訳書に「黙殺された被曝者の声:アメリカ・ハンフォード 正義を求めて闘った原告たち(2023)。

  2. 小嶋亜維子(こじま・あいこ)

    シカゴ美術館附属美術大学(School of the Art Institute of Chicago)社会学教員。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。イリノイ州における公平な公教育の実現を目指す団体「レイズ・ユア・ハンド・フォー・イリノイ・パブリック・エデュケーション(Raise Your Hand for Illinois Public Education)」理事。現在『マガジン9』にてコラム「シカゴで暮らす、教える、考える」連載中(https://maga9.jp/category/chicago/)。

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